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グライダーパイロットで、パイロット訓練生。気象予報士に挑戦中。

気象予報士11日目 一般知識7章-2

今日は7章の続きで発散と収束、そして渦度です。

 

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地上天気図の見方・ポイント解説 - 計算気象予報士の「こんなの解けるかーっ!?」

こちらのサイト様も大変役に立ちます。

 この高気圧に注目すると地表では発散していますね。

一方低気圧では風が集まって上昇しています。収束です。

 

次に上空部分に注目すると、高気圧では収束、低気圧では発散していますね。

 

これにより、風の流れを見ることにより、地上の風向風速からでも上空の風の分布からでも低気圧、高気圧の位置の推定が出来ます。

 

ここでウインドシアにも言及しておきます。パイロットにはシアの予見は重要ですね。

ウインドシアとは2点間の距離に対する風の変化率です。

ウインドシアには2種類あり、

鉛直方向の風向風速の変化である鉛直シア

水平方向の風向風速の変化である水平シア

と呼びます。

ウインドシアがある場所では乱流の発生によってタービュランスが起きることがあるので要注意です。

 

この先ほどの高気圧と低気圧の図の真ん中を見て頂くと地表では高気圧側から低気圧側へ吹く風、上空では低気圧側から高気圧側へ吹く風となり、風向が全く逆ですね。

 

 

最後に渦度です。

渦度とは大気の回転方向と速さを表す物理量です。

渦度が正であれば反時計回り、負であれば時計回りです。

数式などはここでは記述できないので他のサイトに譲るとして、なぜ渦度が生じるかというと、2つの原因があります。

1つ目は流れに曲率が存在する場合、2つ目は風速の水平シアがある場合です。

1つ目についてはF1がカーブを曲がり切らずにスピンしてしまった場面を想像してもらえば容易です。

2つ目については、アニメなどで誰かが横を高速で走り去った時に通過したそばにいたキャラがくるくるまわる、そんなイメージです。

 

 

今日はこんなところです。このブログ、数式の記述も出来たらいいななんて思ったり。