気象予報士13日目 一般知識9章
今日は9章
「メソスケールの気象」
についての勉強をしました。
メソスケールって何かというと、2km~2000km規模の気象のことをさします。
昨日のプラネタリー波なんかは1万kmなのでそれよりも小さいですね。
200km~2000kmをメソα、20km~200kmをメソβ、2km~20kmをメソγと区分します。
メソスケールの気象現象について羅列すると、
等があります。
これらについての説明をしていきます。
ベナール型対流
相対的に、上空が一様に低温で地上が一様に高温の時に規則正しく積雲が発生します。
これは上昇風と下降風が規則的に交互に現れるためです。これがべなーる対流です。
雷雨
こちらはおなじみの積乱雲が発達したものです。
発達期には雲の中のほとんどが上昇気流となり、一気に成長します。
成熟期には上下流が入り混じり、氷粒が成長してあられや雹になります。そしてこれらを上昇気流が支えられなくなった時、地上に落下します。
このおかげで地表面は冷却されます。この時にダウンバーストやガストフロントが吹くことがあります。
衰弱期になると、下降気流が優勢となり、いずれ雲は消滅します。
台風
台風は最大風速が17.2m/s以上に達した熱帯低気圧のことを言います。
台風は海面温度が26.5℃以上の北緯10度から25度の太平洋や南シナ海で発生します。
台風では暴風や大雨のほか、高潮にも警戒が必要になります。
海陸風・山谷風
これらは温度差に起因する気圧差によって起こります。
日中陸地は温められ、比較的冷えた海が高気圧場となり、海から陸へ風が吹きます。夜は逆になります。
山谷風では日中斜面の方が谷底よりも温められて谷から山へ空気が動きますが、夜は山から谷に向けて風が吹きます。
フェーン現象
フェーン現象は、山を越える際に雨を降らせて湿潤断熱減率で変化したときにその水蒸気のもつ潜熱が熱になって風下のふもとできおんが上昇する現象です。
以上、スケールの少し小さな気象でした。